建築偽造問題

たしかに絶対にやってはいけない事だと思います。もし自分の家が震度5で倒壊する、と言われたら住民の皆さんたちのように怒ると思いますし。
思うのはこういう身近な問題については皆興味があるし、ニュースに対してニーズがある。でも遠くで行われている悲惨な事件、例えばイラクで日本人が殺されたとしてもこの建築偽造問題ほどニュースやワイドショー等では取り上げられない。なぜなら自分からあまりにも遠い問題だから。そういえば薬害エイズ問題のときもニュースでは取り上げていたけれどワイドショーではそれほど取り上げていなかったように思う。それは遠い問題だから。
人々に迷惑をかけた人(たち)に対しては徹底的に叩く、これは報道の役割のひとつだとも思います。でもそれはあくまで公平に叩くことが基本にあるはずで、出し手の判断一つで不公平な報道をするのは本当はダメなんですね(ムリだろうけど)。インターネットが唯一その不条理を解くことができる媒体であるけれど、まだまだ世間に対する影響力が低い。だからこそメディアはしっかりと報道のあるべき姿を模索して、社会に対する回答をし続ける必要があると思います。そして受け手はしっかりとメディアに対して常に客観的な目を持ち続ける必要があると思います。
それにしても近年は報道がワイドショー化してきててまずい状態にありますね。ワイドショーこそ現実を捻じ曲げる媒体であるんですけどね。